自動車大手フォルクスワーゲンの金融サービス子会社VWファイナンシャル・サービシズ(ブラウンシュヴァイク)は12月28日、駐車料金モバイル決済最大手のペイバイフォン(カナダ)を決済サービスの英ペイポイントから買収したと発表した。当該事業を強化する狙い。『ハンデルスブラット』紙によると、買収金額は約3,000万ユーロだった。
ペイバイフォンはバンクーバーに統括拠点を置く企業で、カナダのほか、米国、英国、フランス、スイス、オーストラリアでサービスを提供している。2016年の決済件数は約6,000万件で、取扱総額は約2億4,000万ユーロに上った。
VWファイナンシャル・サービシズは15年、独サンヒル・テクノロジーズの資本92%を取得し、駐車料金決済サービス事業に参入した。ペイバイフォンの取得により同事業を国際化する。