ダイムラー―配達ロボットベンチャーに出資―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は13日、バン部門メルセデス・ベンツ・バンズが配達ロボットの英有力スタートアップ企業であるスターシップ・テクノロジーズの転換社債を引き受け主導的な出資者(リードインベスター )になると発表した。両社の協力関係を強化する考え。

スターシップはインターネット電話サービス事業者スカイプの共同創業者が2014年に設立した企業。ダイムラーは2016年9月、自社のデリバリーバン「スプリンター」にスターシップの配達ロボット8台を装備した「マザーシップ配達コンセプト」を公開した。荷物輸送のラストワンマイル(配達の最終部分である末端の基地局から配達先までの区間)に配達ロボット搭載のデリバリーバンを投入することで物流効率を大幅に引き上げるというのが同コンセプトの狙いで、両社は物流企業の協力を受けて今年、欧州で実用試験を行う計画だ。

ダイムラーはスターシップと長期にわたって協力していく方針のため、今回の出資を行った。

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