英金融大手ロイズ・バンキング・グループが独ベルリン支店を子会社に昇格させるもようだ。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)をにらんだ措置で、子会社化したうえで年内にも銀行免許を申請。EU事業の統括拠点とする。ロイター通信が報じたもので、同社は報道内容へのコメントを控えている。
ロイズ・バンキングは現在、英国以外のEU加盟国に子会社を持っていない。ブレグジット後もEUで業務を行うためには加盟国で銀行免許を取得する必要があるため、ベルリン支店を子会社化する。
報道内容が正しければ、同行はEU事業の統括拠点をベルリンに開設する初の銀行となる。