ドイツ連邦統計局が17日発表した2016年の国内貨物輸送量は前年比1.1%増の46億トン(暫定値)となり、過去最高を更新した。増加は4年連続。主力のトラック輸送が1.5%増えたことが大きい。
伸び率が最も大きかったのは航空貨物で、3.3%に上った。このほか原油のパイプライン輸送(2.0%増)、海運貨物(0.3%)も前年を上回った。
鉄道貨物は1.6%減と振るわず、河川輸送も0.8%落ち込んだ。河川輸送は第2四半期に降水量が少なく水位が低下したことから、船舶の航行に支障が発生。輸送量が押し下げられた。