男性の育児手当取得率、約36%に上昇

ドイツ連邦統計局は15日、2015年第2四半期(4~6月)に誕生した子供の父親のうち35.7%が国の育児休暇手当(Elterngeld)を受給したと発表した。前年同期を1.3ポイント上回る水準。統計の始まった08年は同20.5%(第2四半期)にとどまっており、子育てに参加する男性が着実に増えていることが明らかになった。育児休暇を取得する人はほぼ例外なく同手当を受給する。

男性の受給率が最も高い州はザクセンで、46.7%に達した。これにバイエルン(43.4%)、テューリンゲン(42.7%)が続く。最低はザールラントで24.5%にとどまった。ブレーメンも27.3%と低い。

08年第2四半期からの増加幅が最も大きかったのはバーデン・ヴュルテンベルクで、20.0ポイントに上った。2位はザクセン(19.6ポイント)、3位はテューリンゲン(17.5ポイント)。最低はブレーメンの9.8ポイントだった。

育児休暇手当の受給期間は15年第2四半期まで、夫婦合わせて最大14カ月に制限されていた。同第3四半期からはルールが柔軟化され同32カ月へと拡大した。15年第3四半期以降に子供が生まれた両親の受給可能期間(32カ月)が終了していないことから、同期以降についてはデータがない。

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