鉄道・バスの利用者数が過去最高に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2016年の鉄道・路線バスの利用者数は前年比1.5%増ののべ113億8,000万人(暫定値)となり、過去最高を更新した。移民流入に伴う人口増や就労・就学者数の拡大がプラスに働いた格好だ。

伸び率は特に長距離鉄道で大きく、5.3%増の1億3,800万人に拡大した。路線拡大と特別チケットの販売がプラスに働いた。長距離路線バスはこれまでに比べて増加率が鈍化したものの、4.3%の伸びを確保した。

近距離鉄道・路線バスは1.4%増の112億1,700万人に拡大。鉄道と市電はそれぞれ2.2%伸びた。路線バスは0.5%の増加にとどまった。

近距離鉄道・路線バスの利用者数は04年から12年連続で増加しており、累計で12.7%の伸びを記録した。増加幅が最も大きいのは鉄道で、34.6%を記録。これに市電が18.1%で続いた。路線バスは0.9%にとどまった。

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