ドイツ連邦統計局が5日発表した2016年の海運貨物取扱量は2億9,650万トンとなり、前年比で0.1%増加した。増加は2年ぶり。国外向けが1.2%減の1億1,680万トンへと落ち込んだものの、国外からの貨物が0.8%増の1億7,110万万トンへと拡大。規模は小さいものの、国内貨物は4.3%増の850万トンとなり、3年連続で大きく拡大した。
コンテナ取扱量は1,520万TEU(20フィートコンテナ換算)で、前年を0.2%上回った。同取扱量が最も大きかった取引先国は中国で、300万TEUに上った。これに米国が140万TEU、フィンランドとロシアが各80万TEUで続く。ロシアは欧州連合(EU)の経済制裁が響いて前年を17.1%下回った。