鉄鋼系複合企業ティッセンクルップ(エッセン)は3Dプリント工房を年内にも開設する予定だ。子会社マテリアル・サービシズのハンスヨーゼフ・ホス取締役がハノーバー産業見本市会場で4月25日、明らかにしたもので、3Dプリンターで製品を製造するほか、関連サービスも手がけていく。
金属と樹脂製の製品を3Dプリンターで製造する。生産に必要な機械はすでに調達済みで、従業員もスタンバイしているという。
マテリアル・サービシズはティッセンクルップの販売部門で、受託生産を行っている。大口需要家向けのインターネット事業では特注部品の注文を受け付けるサイトを運営。顧客企業が同サイドに部品の設計図を送信すると、ティッセンクルップは数分以内に価格と納期を提案する。