天然ガス車の普及促進へ、VWやエーオンが協働

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)やエネルギー大手のエーオンは2日、圧縮天然ガス(CNG)車の普及に向けて共同で取り組むことで基本合意した。ディーゼル車やガソリン車に比べて有害ガスの排出量が少ないCNG車を「環境に優しいモビリティ」と位置づけ、利用拡大の前提となる補給スタンド網を拡充していく。

現在900カ所にとどまるドイツのCNG補給スタンド数を2025年までに2,000カ所に拡大。CNG車の国内登録台数を10倍の100万台へと増やす。VWグループの開発責任者は「再生可能ベースのメタンを混合することで天然ガスのグリーン度は一段と高まる」と述べた。

同イニシアチブにはVWとエーオンのほか、ロシアの天然ガス大手ガスプロムやドイツでガソリンスタンド網を展開する仏トタルが参加している。今後さらなる参加企業を獲得していく方針だ。

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