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2017/5/31

経済産業情報

カメラ見本市フォトキナが毎年開催に

この記事の要約

ケルン見本市会社は23日、世界最大のカメラ見本市フォトキナをこれまでの隔年開催から毎年開催に改めると発表した。技術革新のスピードが加速しているほか、デジタル化の進展を受けてイメージングに関連する分野が広がっていることを踏 […]

ケルン見本市会社は23日、世界最大のカメラ見本市フォトキナをこれまでの隔年開催から毎年開催に改めると発表した。技術革新のスピードが加速しているほか、デジタル化の進展を受けてイメージングに関連する分野が広がっていることを踏まえ、こうした変化に対応したイベントに進化させる考えだ。

来年9月の次回から開催日数を従来の6日から4日に短縮したうえで、毎年開催に改める。また、2019年からは開催時期を5月に前倒しする。

イメージング関連分野はデジタル化の進展を受けてバーチャルリアリティ、クラウド、画像認識、コンテンツ管理・文書化、SNS、プロ用・一般向けアプリ、スマートホームアプリなど幅広い分野に広がった。スマートフォンでもカメラ機能は購入決定の重要な要因となっており、主催者はスマホメーカーにも出展を促す考えだ。

ベルリンで開催される世界最大の国際コンシューマーエレクトロニクス展(IFA)は06年、それまでの隔年開催から毎年開催へと改めるとともに、テレビ中心に見本市からデジタル化した日常生活とスマートホームの総合的な見本市へと進化。これが奏功し活況を保っている。ケルン見本市会社はこうした事情を念頭に置いてフォトキナの改革を決めた。