自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は5月31日、中国の検索エンジン大手・百度(バイドゥ)および、電気自動車(EV)の有力スタートアップ企業NIOとそれぞれ戦略提携合意した。競合ボッシュや自動車大手アウディなども中国のIT企業と提携しており、これに追随した格好となる。
百度とは自動運転、コネクテッドカー、モビリティサービスの分野で協働する考えで、車載エレクトロニクス、インターネット技術分野で両社の資源とノウハウを相互活用する。協力対象には運転アシストシステム用のセンサーとソフトウエア、人工知能、自動運転車の車道走行とデータ収集が含まれる。
NIOとはEV、高度道路交通システム、自動運転の分野で協力する考え。まずはNIOの中国市場向け電気SUV「ES8」にエアサスペンションシステムやタイヤなどの部品を供給する。