高級車大手の独BMWは5月31日、ミュンヘン本社工場で新しい塗装施設の開所式を行った。BMWは同工場の近代化・拡張に取り組んでおり、今後は組立・車体生産施設を拡張するほか、新たにハイラック倉庫を建設する。投資総額は約7億ユーロに上る。
今回開設した塗装施設には2億ユーロ強を投じた。従来の施設に比べて効率が高いほか、環境に優しいのが特徴で、天然ガスの使用量と二酸化炭素(CO2)の排出量を約50%削減。電力使用量と排気ガスの量もそれぞれ27%、3分の2少なくすることに成功した。
従業員は700人で、「3シリーズ」と「4シリーズ」の車体に塗装を施す。一日当たり最大1,000個を処理する。