BASF―中国合弁でプロピオン酸の生産能力拡大―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は1日、中国石油化工との合弁会社BASF-YPCでプロピオン酸の生産能力を拡大すると発表した。中国やインドなどアジア諸国で穀物飼料保存剤としての需要が拡大しているためで、南京にある工場の生産能力を2019年から3万トン引き上げて年6万9,000トンとする。

プロピオン酸は穀物保存剤のほか、医薬品や農薬、溶剤の生産に投入される。アジアでは生活水準の向上を背景に食肉需要が拡大しており、これに伴って穀物飼料保存剤としての利用が増えている。

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