独電気電子工業会(ZVEI)が3日発表した2016年の国内セキュリティ機器市場規模は前年比6.2%増の39億4,300ユーロとなり、これまでに引き続き大きく拡大した。建築ブームとセキュリティ意識の高まりが追い風となった格好だ。
伸び率が最も大きかったのは監視カメラと侵入警報装置で、ともに8.0%に上った。監視カメラはテロや公共空間での暴行事件を受けて需要が拡大。侵入警報装置は空き巣などの増加を受けて国が補助金を出したことから設置する世帯が増えた。
このほか、火災警報装置が6.8%、音声警報装置が5.3%、入退室管理システムが4.8%の伸びを記録した。