中国家電大手・美的集団の独産業ロボット子会社クーカは7月31日、本社所在地アウグスブルクに総額1億ユーロ以上を投資すると発表した。美的集団はクーカを買収した際、クーカの事業拠点と雇用を2023年まで維持することを約束しており、今回の投資はこれを履行するものとなる。
自動車1,000台分の駐車場と2階建ての生産ホール、研修センター、オフィスビルを建設する。近代化・拡張投資との位置づけで、建造物は2025年までに段階的に完成させる予定だ。
ティル・ロイター社長は「クーカはインダストリー4.0の分野で技術革新を世界的に主導する企業となった」と発言。グローバル化成功のカギは同社がドイツに根差していることにあるとして、今回の投資はイノベーション力のさらなる強化につながるとの見解を示した。