ルフトハンザ航空の乗客が機内に持ち込んだ電子機器用の外部電池がフライト中に発火する事故が起きていたことが8日、明らかになった。地方紙『ライニッシェ・ポスト』が報じ、同社が追認した。
事故は米ヒューストン空港に向けてフランクフルト空港を飛び立ったエアバスの超大型機「A380」の機内で2日、発生した。「パワーバンク」と呼ばれる外部電池が座席下に転落し発火した。乗員が速やかに消火したため大事には至らず、そのまま目的地まで向かった。
パワーバンクは発火リスクを排除できないことから受託手荷物として預けることはできないものの、同社は機内持ち込みを認めている。今後もこの方針を維持する考えだ。