独電気電子工業会(ZVEI)が23日発表した独電機業界の上半期の輸出高は975億ユーロとなり、前年同期比で10.4%増加した。新興国向けが11.4%増の326億ユーロと大きく増加。先進国向けも9.9%増の649億ユーロと好調だった。
欧州連合(EU)向けは541億ユーロで、10.8%増加した。ユーロ加盟国向けは8.8%増の305億ユーロと伸び率がやや小さかった。
国別では中国向けが最も大きく、17.9%増の91億ユーロを記録。これに米国(8.5%増の86億ユーロ)が続いた。3位から10位はすべて欧州諸国が占めている(グラフ参照)。
伸び率が大きかったのはロシア向けで、37.9%増の17億ユーロに拡大した。日本向けは6.5%増の15億ユーロだった。トルコ向けは11.4%減の16億ユーロと大きく落ち込んだ。
6月単月の輸出高は168億ユーロで、前年同月を8.7%上回った。