独フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース取締役(VWブランド乗用車担当)は8月31日、訪問先の米チャタヌーガ工場で、同ブランドの米国市場シェアを現在の1.9%から長期的に5%以上へと拡大していく目標を明らかにした。電気駆動車と同国で人気の高いSUVを投入。ディーゼル車排ガス不正問題の発覚で落ち込んだ販売を盛り返していく。
チャタヌーガ工場では現在、SUV「アトラス」を1日当たり約400台、生産している。生産能力にゆとりがあり、将来的には電気駆動車の生産もあり得るとしている。
SUVの販売は世界的にも強化していく考えで、同ブランドに占めるSUVの割合を現在の15%弱から40%へと引き上げていく。SUVの電気駆動車モデルも投入する意向だ。