コンチネンタル―駐車場アプリ企業を買収―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は12日、駐車場アプリのスタートアップ企業パークポケットを買収すると発表した。情報通信技術を活用したスマートな交通ソリューション事業を強化する狙い。買収金額など取引の詳細は明らかにしていない。

パークポケットは2013年の設立で、独南部のミュンヘンに拠点を置いている。市当局および主要な駐車場運営事業者と提携。同社アプリの利用者に近場の空き駐車スペース情報を提供している。利用者は近隣の駐車場の料金を比較できるほか、駐車場までの時間や営業時間、充電ステーションを装備しているかなどの情報も得ることができる。利用する駐車場をアプリで選定すると、ナビゲーションが作動するため、道に迷う心配もない。ドイツ、オーストリア、スイスで事業を展開している。

同社にはすでにスペイン電気通信大手テレフォニカの独子会社と独ソフト大手GFTテクノロジーズが出資している。

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