ドイツで昨年新車登録されたディーゼル車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートル当たり128グラムで、ガソリン車(同129グラム)と同水準にとどまったことが、緑の党の質問に対する連邦交通省の回答で分かった。政府や自動車業界は、ディーゼル車はCO2排出量が少なく地球温暖化防止に貢献すると主張。人体に有害な窒素酸化物(NOx)の排出量が多いという問題があるにもかかわらず擁護してきたが、緑の党はそうした主張を「メルヘンに過ぎない」と批判した。フンケ・メディアグループが20日、報じた。
ディーゼル車はガソリン車に比べて燃費が良いことから、CO2排出量も少ない。それにもかかわらず実際に登録された車両のCO2排出量がガソリン車と変わらないのは、ディーゼル車には馬力と重量が大きいモデルが多いためだ。