米国の独子会社が好調、昨年も売上増に

在ドイツ米国商工会議所(AmCham Germany)は9月27日、ドイツで活動する米国系企業トップ50社の2016年の売上高が前年比3.2%増の1,760億ユーロに拡大し、伸び率は前年の2%を上回ったと発表した。売上1位は自動車大手のフォードで、224億7,400万ユーロを記録。これに同業オペル(GM子会社で今年8月に仏PSAが買収)が146億ユーロで続いた。(表を参照)

50社の売上全体に占める割合が最も多い業種は自動車(サプライヤーを含む)で、26.7%に上った。2位は情報通信技術(18.9%)、3位はサービス・流通(16.1%)となっている。

会員企業を対象に実施したアンケート調査では全体の85%が今年、売上増を見込んでいる。ドイツで事業を行ううえでの懸念材料としてはエネルギーコストと人件費の上昇、およびデジタルインフラの整備の遅れを挙げる企業が多かった。

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