BMW―7-9月期減益に、開発費など響く―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が7日発表した7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は23億400万ユーロとなり、前年同期を3.2%下回った。自動車部門の技術開発コストと特許・サプライヤー絡みの係争が響いた格好で、純利益も1.8%減の17億8,900万ユーロへと落ち込んだ。売上高は234億2,400万ユーロで、0.3%増加した。

主力の自動車部門のEBITは4.6%減の17億5,300万ユーロへと後退した。自動運転、コネクテッドカー、エレクトロモビリティ関連の投資拡大がこのところ利益の圧迫要因となっている。売上高は2.4%減の210億4,000万ユーロで、売上高営業利益率(EBITベース)は前年同期の8.5%から8.3%へと低下。競合メルセデスベンツ(同9.2%)、アウディ(8.9%)を下回った。

オートバイと金融サービス部門はともに好調で、増収増益を確保した。オートバイのEBITは65.6%増と大幅な伸びを記録した。

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