アリアンツ―中国で不動産ファンド立ち上げ―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が中国のショッピングセンターを投資対象とする不動産ファンドを立ち上げる。同国ではネット通販市場が拡大しているものの、高級ショッピングセンターはこれに対抗して成長していくと判断したためで、総額6億3,500万ユーロのファンドを開設する。同社の不動産部門でアジア太平洋事業を統括するラッシャブ・デサイー氏がロイター通信に明らかにしたもので、「中国はわが社にとってアジアの最重要市場の1つだ」と明言した。

アリアンツが中国で展開する不動産ファンドの資金総額は昨年1億~1億5,000万ユーロだった。今年末にはこれが7億6,000万ユーロへと拡大。1年後には10億ユーロを超える見通しだ。

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