ドイツ連邦雇用庁(BA)が11月30日発表した同月の失業者数は前月を2万人下回る236万8,000人となり、3カ月連続で統一後の最低を更新した。堅調な経済を背景に雇用の拡大が続いていることが大きく、季節要因を加味した実質でも1万8,000人縮小した。BAのファーレリー・ホルスベーア理事は「労働市場の極めて良好な展開は持続している」と述べた。
失業率は名目5.3%で、前月を0.1ポイント下回った。失業者数は前年同月比では16万4,000人減少した。
国際労働機関(ILO)基準の10月の失業者数は160万人で、失業率は3.7%だった。
11月の求人件数は77万2,000件で、前年同月を9万1,000件上回り、季節要因を加味した前月比でも8,000件増加した。求人指数BA-Xは前月から3ポイント増の249となり、過去最高を記録した。