DMG Mori―デジタルツイン開発で合弁―

DMG森精機の独子会社DMG Mori(ビーレフェルト)は11月27日、独エンジニアリング企業ハイテック(HEITEC)と合弁会社を設立すると発表した。オートメーション分野のソリューション開発することが狙い。工場や製品などに関わる物理世界の出来事を、そっくりそのままデジタル上にリアルタイムに再現する「デジタルツイン」技術を開発し、顧客メーカーの生産・事業効率向上につなげる考えだ。

新会社DMG MORI HEITECをドイツ南部のエアランゲンに折半出資で開設する。出資額や従業員数は明らかにしていない。

デジタルツインでは生産ラインの拡張や変更を実際に変更する前にシミュレーションできるため、生産ラインを稼働させながら計画やテストを実施できる。このため、製品の企画から生産開始までに要する時間(リードタイム)を約20%、試運転の時間を最大80%短縮できるという。

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