洋上風力発電が急増、昨年は約50%拡大

独風力エネルギー全国連盟(BWE)などが17日発表したドイツの洋上風力発電パークの昨年の発電量は18.3テラワット時(TWh)となり、前年比で49%増加した。同年中に給電を開始した施設の発電容量が1,250.3メガワット(MW)に達し、累積発電容量が5,387.4MWへと急増したことが反映された格好。現在建設中のパーク計2カ所の容量が780MW、投資の最終決定段階にあるプロジェクト計5件の容量が約1.5ギガワット(GW)に上ることから、2020年の発電容量は7.7GW(7,700MW)へと拡大する見通しだ。

一方、20年以降は発電容量拡大のスピードが鈍化する。17年に施行された改正再生エネルギー法(EEG)を受けてパーク建設にブレーキがかかるためだ。

BWEなどは洋上風力発電のコスト削減を前進・持続化するためには、国内発電容量を30年までに20GW、35年までには30GWへと引き上げる必要があるとして、次期政権に対応を要請した。

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