家賃の急上昇続く、昨年は上げ幅4.5%に

ドイツの新規契約家賃は昨年、1平方メートル当たり平均7.99ユーロとなり、前年比で4.5%上昇したことが、ドイツ連邦建設・都市・空間研究所(BBSR)の調べで分かった。前年も同4.9%高くなっており、家賃の急上昇に歯止めはかかっていない。BBSRの住宅市場調査担当者は住宅建築ブームは続いているものの、都市部の需要拡大に追いついていないと述べ、家賃の大幅上昇が今後も続く見通しを示唆した。

新規契約家賃が最も高いのはこれまで同様ミュンヘンで、1平方メートル当たり平均16.65ユーロに達した。これにフランクフルト・アム・マイン(13.09ユーロ)、シュツットガルト(12.62ユーロ)、フライブルク(11.74ユーロ)、インゴルシュタット(11.28ユーロ)、ハンブルク(11.14ユーロ)が続いた。ミュンヘン、フランクフルト、シュツットガルトではデュッセルドルフ、ケルン、ベルリンなど他の大都市圏に比べ高家賃地域が郊外にまで広く及んでいるという。

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