車部品カルテルで欧州委が日独企業に制裁

欧州連合(EU)の欧州委員会は21日、自動車用点火プラグと自動車ブレーキシステムのカルテルで、関与していた日独メーカーなどにそれぞれ制裁金支払いを命じたと発表した。

自動車用点火プラグのカルテルはデンソーと日本特殊陶業、独ボッシュが結んでいたもので、2000年から11年にかけて点火プラグの販売価格を調整して公正な競争を阻害していた。制裁総額は約7,600万ユーロで、ボッシュが4,583万ユーロ、日本特殊陶業が3,026万ユーロ。デンソーは最初に通報して調査に協力したため制裁金を全額免除された。

自動車ブレーキシステムのカルテルは販売と入札をめぐって独コンチネンタル、ボッシュ、米TRWが結んでいたもので、欧州委はコンチネンタルに6,334万ユーロ、ボッシュに1,207万ユーロの支払いを命じた。TRWは最初に通報して調査に協力したため、制裁を免れた。

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