シーメンス―3Dプリンター工場を新設―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は19日、英ウスターに3Dプリンターの生産施設を建設すると発表した。積層造形分野でグローバルサービス事業を強化する戦略に基づく措置で、航空宇宙・自動車業界やモータースポーツ向けに金属部品を製造する。

3,000万ユーロを投じて生産施設を設置し、9月に開設する。これにより現地子会社マテリアルズ・ソリューションズが保有する3Dプリンターは50台に拡大。生産能力は倍増する。50人強の新規雇用を見込む。

マテリアルズ・ソリューションズは金属粉をレーザーで溶かして積層造形する選択的レーザー溶融法(SLM)という製造方法の先駆的な企業。シーメンスは同社の過半数株を2016年に取得し子会社化した。

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