フォルクスワーゲン―3月販売は過去最高の104万台に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が16日発表した3月のグループ販売台数は前年同月比5.3%増の104万3,400台となり、単月の過去最高を更新した。西欧を除く主要市場が好調だったことが反映された格好。1~3月の累計は267万9,800台で、前年同期を7.4%上回った。

1~3月の販売が最も大きく伸びた地域はアジア太平洋で、12.0%増の109万200台に上った。主力の中国が13.4%増の101万600台と好調だった。

中東欧も11.4%増の18万8,900台と2ケタ台の伸びを記録した。ロシアは22.2%増の4万6,100台と増加幅が特に大きい。

北米は3.4%増の22万1,000台と小幅な伸びにとどまったものの、主力の米国は9.9%増の14万8,900台と伸び率が大きかった。南米は5.6%増の12万8,700台で、同地最大のブラジルは8.6%増の7万4,100台だった。

西欧は95万4,400台で、前年同期を2.8%上回った。

ブランド別では商用車のMAN(21.3%増の3万600台)と乗用車のセアト(18.7%増の13万9,200台)、シュコダ(11.7%増の31万6,700台)が2ケタ台の伸びを記録。その他の主要ブランドもVWブランド商用車(5.9%減の11万4,700台)を除いてすべて増加した。各ブランドの実績はアウディが9.8%増の46万3,800台、ポルシェが6.3%増の6万3,500台、VWブランド乗用車が5.9%増の152万5,300台、商用車のスカニアが9.6%増の2万2,600台だった。

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