エボニック―1-3月期14%の営業増益に―

特殊化学大手のエボニック(エッセン)が8日発表した2018年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITDA、調整済み)は前年同期比14%増の6億7,900万ユーロへと拡大した。原料調達コスト管理の改善と米JMフーバーからのシリカ事業買収が奏功した格好。純利益は97%増えて2億9,100万ユーロとなった。

売上高は1%増の36億7,800万ユーロと小幅な伸びにとどまった。販売増と値上げの効果で水準が押し上げられたものの、米ドル安が響いて増収幅が押し下げられた。

18年12月期はEBITDA(同)が前期の23億6,000万ユーロから24億~26億ユーロへと拡大すると予想している。

上部へスクロール