自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は18日、仏東部のハンバッハ工場で電動車ブランド「EQ」のコンパクトカーを生産すると発表した。電動車の種類と販売台数を増やす戦略に基づく措置。電動車の生産拠点は独ブレーメン、ラシュタット、ジンデルフィンゲン、北京、米タスカルーサを含めて計6カ所となる。
ハンバッハ工場では現在、超小型車ブランド・スマートの2人乗りモデル「フォーツー」を生産している。今後は新生産ホールやEQコンパクトカーに計5億ユーロを投資。生産車種を増やす。同コンパクトカーの生産開始時期は明らかにされていない。
ダイムラーの乗用車部門メルセデスベンツ・カーズは計10種類以上の電動車を2022年までに市場投入する計画だ。超小型車から大型SUVに至るすべての部門をカバーするとしている。