米トランプ政権が3月に導入した鉄鋼、アルミニウムに対する輸入関税の適用免除を鉄鋼大手の独ティッセンクルップと墺フェストアルピーネが申請していたことが17日、明らかになった。米商務省の産業安全保障局(BIS)のサイトに掲載された情報として独経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が報じたもので、両社は一部製品を対象に申請した事実を認めた。
米国の鉄鋼・アルミ関税は製品によっては適用が免除される。欧州連合(EU)加盟国の企業は6月1日まで同関税が一律免除されるものの、それ以降は打ち切られる恐れがあることから、両社は一部製品の免除を申請した。