フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は18日、ドイツ株価指数の採用規則を変更すると発表した。投資家アンケートを踏まえた措置で、技術系部門と古典的部門の分離を廃止。技術部門TecDAXの採用企業でも古典部門のMDAXないしSDAXに同時採用され得るようにする。また、MDAXとSDAXの採用企業数を増やす。9月24日付で新規則に移行する。
ドイツ株価指数は最大手30社を対象とするDAXを頂点とする株価指数で、MDAXはDAXの下、SDAXはMDAXの下に位置づけられている。DAXに入らない技術系企業はこれまでTecDAXに採用され、MDAXとSDAXには採用さない決まりとなっていた。今後はTecDAXとMDAX、SDAXの分離が廃止され、TecDAXの企業であっても基準を満たしていれば同指数にとどまりながらMDAXないしSDAXに採用されることになる。
MDAXとSDAXは現在、それぞれ50社で構成されている。9月からはMDAXが60社、SADXが70社へと引き上げられる。TecDAXは30社に据え置かれる。