フランクフルト国際空港でデータバンクが作動しなくなり、計71便が欠航するトラブルが16日に起きた。同空港をハブとするルフトハンザ航空では23便が欠航。乗客2,600人が影響を受けており、ハリー・ホーマイスター取締役(ハブ管理担当)は苦情を述べた。
3時30分から13時にかけてトラブルが続いた。航空機の出発と到着準備を行う職員にITシステムがアクセスできなくなったという。同空港を利用する航空機の4%が欠航になった。
ルフトハンザによると、着陸した航空機が空港内のどこにあるのかが数時間に渡って把握できない状況に陥った。このため地上職員をどこに投入したら良いかを判断するのが難しなり、最終的に無線や電話で位置確認を行ったという。
今回のトラブルはルフトハンザのプレスリリースで明らかになった。同社はフランクフルト空港の質が低いと以前から批判しており、同空港運営会社プラポートの不手際を圧力行使に利用したもようだ。