ドイツ連邦統計局が24日発表した2017年の建築物完工件数(増改築を含む)は前年比2.6%増の28万4,816件となり、02年以来の高水準に達した。住宅需要の拡大が大きい。
新築住宅の完工件数は24万5,304件で、4.1%増加した。3世帯以上の集合住宅が6.7%拡大。難民の受け入れ施設となる寮は16.2%増と2ケタ台の伸びを記録した。
住宅以外の完工件数(新築)は10.1%減少した。
昨年は建築許可件数が34万7,900件に上り、完工件数を大幅に上回った。このため建設許可を受けたものの完成していない建築物の数は65万3,300件へと拡大。1999年(同67万9,200件)以来の高水準に達した。建設業界のキャパシティが需要に追い付いていないことが背景にある。