コンチネンタル―AI分野でカリフォルニア大と提携―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は7月30日、人工知能(AI)の研究開発で米カリフォルニア大学のAI研究グループ「バークレー・ディープドライブ(BDD)」と提携合意したと発表した。同社が世界的に展開する自動車用AI研究開発網を拡充する考え。5年間に渡ってBDDと協業する。

BDDは自動車向けAIの研究開発に取り組んでいる。コンチネンタルはBDDと◇人間の脳の神経回路の仕組みを模したモデルである人工ニューラルネットワークのスピードアップ◇AIシステムのセキュリティ確保――の2分野で共同研究を行う。

コンチネンタルはAIの技術開発を加速するために提携を活用しており、すでに米IT大手のエヌビディア、中国検索大手の百度、英オクスフォード大学、独ダルムシュタット工科大学、独人工知能研究センター(DFKI)、インド工科大学マドラス校と提携した。また、5月には深層学習の開発センターをハンガリーのブダペストに開設した。AI分野の技術系社員を年末までに約400人へと増やす計画だ。

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