ルフトハンザ―格安部門など足かせに、4-6月期営業減益―

独航空大手ルフトハンザ(フランクフルト)が7月31日発表した2018年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBIT、調整済み)は前年同期比3.4%減の9億8,200万ユーロへと落ち込んだ。格安航空(LCC)部門ユーロウイングスの大幅減益のほか、ストや空港の人員不足に伴う欠航・遅延の多発が響いた格好で、純利益も0.8%減の7億3,400万ユーロへと縮小した。売上高は0.4%増の92億9,800万ユーロだった。

ユーロウイングスのEBIT(同)は前年同期の5,500万ユーロから400万ユーロへと92.7%減少した。経営破たんした競合エア・ベルリンの事業を部分買収したことでコストが膨らんだ。他の事業部門は好調で、プレミアム旅客部門のEBIT(同)は5.0%増の8億3,700万ユーロ、物流部門は同33.3%増の6,000万ユーロ、技術サービス部門は35.3%1億1,500万ユーロ、ケータリング部門は160.0%増の3,900万ユーロと増益を確保した。

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