ドイツを代表するワインの品種であるリースリングの需要は拡大しているもようだ。連邦統計局によると、昨年の作付面積は前年から109ヘクタール増加し過去最高の2万3,809ヘクタールへと拡大。同国のワイン用ブドウ作付面積の23%を占めた。
増加面積が最も多かった品種はグラウブルグンダー(ピノ・グリ)で、223ヘクタール増の6,402ヘクタールへと拡大した。姉妹品種のヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)も173ヘクタール増の5,334ヘクタールと好調。シャルドネは107ヘクタール増の1,991ヘクタール、ソーヴィニヨン・ブランは161ヘクタール増の1,117ヘクタールだった。
作付面積が2番目に多いミュラー・トゥルガウは226ヘクタール減の1万2,397ヘクタールと振るわなかった。
ドイツ全体のワイン用ブドウの作付面積は10万2,592ヘクタールで、前年を99ヘクタール(0.1%)上回った。全体の66.2%を占める白ブドウが404ヘクタール増の6万7,922ヘクタールと好調で全体をけん引。赤ワインやロゼに用いる黒ブドウは305ヘクタール減の3万4,670ヘクタールへと落ち込んだ。