ドイツ連邦統計局が14日発表した第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.5%増となり、伸び率は前期の同0.4%をやや上回った。上昇率の拡大は3四半期ぶり、プラス成長は13四半期連続。内需が堅調で全体が押し上げられた。
内需では民間最終消費支出(個人消費)と政府最終消費支出、建設投資、設備投資、その他の投資が拡大した。
輸出は増加したものの、輸入の伸びを下回ったことから、DGP成長率に対する外需の寄与度はマイナスとなったもようだ。
統計局は今回、新たなデータを加えて2014年以降のGDPを再集計。第1四半期の実質成長率を従来の0.3%から0.4%へと上方修正した。また、14年と16年の実質成長率をそれぞれ1.9%から2.2%へと引き上げた。