卸売物価が1年3カ月来の高い伸びに、7月は+3.5%

ドイツ連邦統計局が16日発表した7月の卸売物価指数は前年同月比3.5%増となり、1年3カ月来(2017年4月以来)の高い伸びを記録した。上昇率の拡大は4カ月連続。石炭・石油製品が15.2%増と大幅に伸びたことがこれまでに引き続き最大の押し上げ要因となった。

石炭・石油製品以外では化学品(8.3%増)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(7.2%増)、鉱石・金属(7.1%増)、果物・野菜・じゃがいも(6.5%増)で大きく上昇した。ペット・家畜(15.9%減)、コーヒー・茶・カカオ・香辛料(9.3%減)、情報・周辺機器(2.7%減)は前年同月を下回った。

卸売物価は前月比では変動がなかった。上げ幅は穀物・葉たばこ・種子・飼料で2.2%と大きく、化学品と石炭・石油製品もそれぞれ0.6%、0.3%に上った。果物・野菜・じゃがいも(1.7%減)、ペット・家畜(1.5%減)、鉱石・金属(1.5%減)、コーヒー・茶・カカオ・香辛料(1.0%減)は下落幅が大きく、情報・周辺機器も0.2%低下した。

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