自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は14日、自動運転用デジタル地図の米スタートアップ企業ディープ・マップにベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタル(RBVC)を通して資本参加したと発表した。出資額や出資の狙いは明らかにしていない。
ディープ・マップはジェームス・ウ氏とマーク・ウィーラー氏が2016年4月に設立した。ウ氏はグーグル・アースの構築やアップル・マップの市場投入に携わった経歴を持ち、ウィーラー氏もアップル、ライカ、グーグルで地図サービス用クラウドソリューションを開発した実績がある。従業員数は75人。すでに昨年5月に2,500万ドルを調達しており、今回は投資会社3社とボッシュから資金を獲得した。
ボッシュはデジタル地図の分野でナビゲーション機器製造の蘭トムトムと協業。今年1月にはトムトムの競合であるヒアに5%出資した。