失業者数9月は9.4万人減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月28日発表した同月の失業者数は前月を9万4,000人下回る225万6,000人となり、東西ドイツ統一後の最低を記録した。9月は夏季バカンスの終了で求人が拡大し、卒業・職業訓練終了直後に失業登録していた者の多くも就職先を見つけることから失業者数は例年、減少する。今年はそうした季節要因を除いた実質でも前月を2万3,000人下回っており、労働市場は良好に推移している。

失業率は名目5.0%で、前月を0.2ポイント下回った。失業者数は前年同月比では19万2,000人減少している。

国際労働機関(ILO)基準の8月の失業者数は147万人で、失業率は3.4%だった。

9月の求人件数は83万4,000件で、前年同月を6万1,000件上回り、季節要因を加味した前月比でも6,000件増加した。求人指数BA-Xは前月から5ポイント上昇し257へと達した。前年同月比の増加幅は13ポイントに上る。

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