65歳以上が人口の21%強に

65歳以上の高齢者は2017年末時点で約1,770万人に達し、20年前の1997年(1,300万人)から36.6%増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。ドイツの人口に占める割合は15.8%から21.4%へと拡大している。

高齢者の増加率が最も大きかった州は東部のブランデンブルクで67.6%に達した。これに同じ東部のメクレンブルク・フォーポマーンが61.1%で続き、3位は北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(49.8%)だった。

高齢者に占める女性の割合は56.4%で、人口全体に占める女性の割合(50.7%)を大きく上回った。ただ97年の63.0%からは大きく低下しており、男性の長寿化がうかがわれる。

一方、欧州連合(EU)統計局のデータによると、ドイツの人口に占める高齢者の割合は17年初頭時点で21.2%に上り、EU加盟国のなかでイタリア(22.3%)、ギリシャ(21.5%)に次いで3番目に高かった。最低はアイルランドで13.5%。これにルクセンブルクが19.4%で続いた。

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