車排ガス規制、EU環境相理が35%削減案で合意

欧州連合(EU)は9日、ルクセンブルクで環境相理事会を開き、EU域内で販売される乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに21年の目標と比べて35%削減する規制案で合意した。これは30%の削減を求めた欧州委員会の原案より厳しく、欧州議会が今月3日に採択した40%の削減案より緩やかな内容。3機関は年内の最終合意を目指して直ちに交渉に入るが、業界側は実現可能な削減目標は20%と主張しており、調整は難航が予想される。

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