住宅建築価格が1年で4.6%上昇

住宅建築価格がドイツで急速に上昇している。連邦統計局の発表によると、8月の建築価格指数(2015年=100)は110.6となり、前年同月比で4.6%拡大。07年11月以来の大きな上げ幅を記録した。住宅需要に供給が追い付かないことが背景にある。

住宅建築価格は加速度的に上昇しており、前年同月比の上げ幅は昨年5月の2.9%から同8月に3.2%、11月には3.6%へと拡大。今年は2月が4.0%、5月が4.1%へと膨らみ、8月の建築価格は5月を1.3%上回った。

8月の価格を部門別でみると、建築本体(内装を除く)は前年同月比5.8%増と大幅に上昇。掘削・土盛りでは上げ幅が7.0%、コンクリート作業でも同6.5%に達した。レンガ積みは5.4%、屋根ふきは4.0%だった。

内装の上げ幅は3.9%と、建築本体を下回った。

建設(建築・土木)価格は住宅以外の分野でも大きく上昇しており、上げ幅はオフィスビルで4.7%、商工業施設(オフィスビルを除く)で4.8%、道路で6.7%に達した。

上部へスクロール