9月卸売物価＋3.5％に、上げ幅は5カ月ぶり縮小

ドイツ連邦統計局が18日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比3.5％増となり、上げ幅は5カ月ぶりに縮小した。上昇率自体は大きく、石炭・石油製品は19.4％の伸びを記録した。

石炭・石油製品以外では穀物・葉たばこ・種子・飼料（13.1％増）、果物・野菜・じゃがいも（10.9％増）、化学品（7.1％増）、鉱石・金属（3.6％増）で大きく上昇した。スクラップ・リサイクル材料（12.4％減）、ペット・家畜（12.2％減）、コーヒー・茶・カカオ・香辛料（4.7％減）は前年同月を下回った。

卸売物価は前月比では0.4％増となり、7カ月連続で上昇した。最大の押し上げ要因は石炭・石油で4.0％上昇。ペット・家畜（3.5％増）でも上げ幅は大きかった。化学品は0.8％上昇。スクラップ・リサイクル材料（2.0％減）、果物・野菜・じゃがいも（1.6％減）は低下した。