ZF―技術サービス会社に出資、電動車・自動運転の開発強化へ―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは19日、独技術サービス大手ASAPホールディングに35%出資すると発表した。自動運転、電動車、コネクテッドカー分野の開発力を強化する狙い。出資額は公表しないことで合意した。

ASAPは自動車分野の技術サービス会社で、独南部のガイマースハイムに本社を置く。従業員数は1,100人。自動運転、電動車、コネクテッドカー、車載ソフト分野で高い評価を受けており、ヴォルフスブルク、シュツットガルト、インゴルシュタット、ミュンヘン、リュッセルスハイムなど大手自動車メーカーの本社所在地を含む国内11カ所に事業拠点を持つ。昨年は8,400万ユーロを売り上げた。

ZFはASAPの人的リソースを活用して移動ソリューションを開発し、量産を目指す。同社は電動車と自動運転の2分野に今後5年で計120億ユーロを投資する計画だ。

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