ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は22日、超小型衛星を用いた通信網を構築中のカナダのスタートアップ企業ケプラーに資本参加すると発表した。物流サービス分野でケプラーの通信網を活用する考え。出資比率と出資額は明らかにしていない。
ケプラーはトロント大学の卒業生4人が2015年に設立した企業で、従業員数は20人。弁当箱サイズの衛星140基を打ち上げ、携帯電話の電波の届かない地域でも通信サービスを利用できるようにする計画だ。
DBは国際物流事業でケプラーの通信網を活用する考え。輸送中の荷物がどこにあるかを顧客がリアルタイムで把握できるサービスを22年から提供する。