デジテック・ギャラクス―独家電小売市場参入―

家電のネット販売を手がけるスイスのデジテック・ギャラクス（チューリヒ）は18日、ハンブルクに開設した独事業の統括拠点に入居したと発表した。ドイツにはすでに倉庫と欧州連合（EU）ハブ拠点を開設しており、近く同国事業を開始。現地家電市場大手セコノミーなどに対抗していく。

デジテック・ギャラクスはスイス小売大手ミグロの子会社。同国最大のネット通販事業者で、ギャラクス、デジテックの2ブランドで事業を展開している。従業員数は1,300人で、昨年は8億6,100万スイスフランを売り上げた。初の国外市場としてドイツに進出する。

同社は5月、スイスに国境を接する西南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州にEUハブを開設。EUに拠点を置くマーケットプレースの出店者がスイスのネットショッパーに商品をスムーズに提供できるようにした。9月末には独西部のノルトライン・ヴェストファーレン州に倉庫を開設し、独全土の消費者に商品を配送する体制を整えた。